ハリポタ最終巻までネタバレですよ?




















大丈夫ですね?もう読みましたね?






ではスクロール。































七年間待ち続けた待望の最終巻!目にしたときの感動と興奮は忘れられませんよね!
ですが、読み終わって一番思ったのは、せつなさです。
それから、悲しみと喜びの入り混じった気持ち、その二つです。
ハリーは確かにヴォルデモートを倒しました。
でも、それまでには沢山の葛藤と、苦悩、それから犠牲があったと思います。
人々の死や、友達との別れ、両親への思い・・・、そういうものがハリーを苦しめていました。
そして、その悲しみや苦しみは、ヴォルデモートを倒した後も、決して無くなりはしない、そうではないでしょうか。
事実私も、悲しさに涙したシーンもあります。
ヴォルデモートが死んでも、それは悲しみとして私の心に降り積もったままです。
読めば読むほど、キャラクターへの思いや愛情も深まっていき、
そのキャラクターが逝っていまったことを知ったときは打ちのめされた気分でした。
ハリーはそれ以上の衝撃を受けたのだと思うのです。
それでも進んでいけたのは、失っても、その悲しみを和らげてくれる人たちがいたからです。
この物語はハリー一人の物語ではないと思っています。
ハリーの親友、ハーマイオニー、ロン、たくさんの友達。唯一の家族、シリウス。
不死鳥の騎士団の人々、ホグワーツの先生たち、それに名も知れずハリーを応援していた人々。
僕妖精のドビーやケンタウロスたち、ハリーを慰めてくれた人々は数知れません。
そしてまた、家族を失ったときでさえ、ハリーと共に戦ったウィーズリー家の人々。
・・・それから、ハリーの両親。
ダンブルドア、シリウス、マッドアイ、ドビー、フレッド、ルーピン、トンクス、コリン、セドリック
その他たくさんの人々が死んだときはあまりの驚きと悲しみに固まっていました。
人々は生きるか死ぬかのなかで、皆必死に戦っていました。
そしてそれは立派な、一人ひとりの信念や愛情を語っていたのではないのでしょうか。
それから。スネイプの最後はあまりに切なく、壮絶なものだったと思います。
私は真実を知るまで悲しみさえしませんでしたが、真実を知った後はただ目を閉じました。
愛し続けて、愛されることは無くて、それでもひたむきに愛し続けた彼の姿が頭から離れません。

ハリーポッターの真のテーマ、それは「死」ではないかと思います。
たくさんの人々の死を隠すことなく、そのまま伝えた著者は、
死に触れることで感じる悩みと痛みと悲しみを伝えています。
ただしそれは、決してすべてが終わったわけではないのです。
死んでいった人々とともに、自分が立ち止まっていることはできません。
そして死んでいった人々もそれを望んではいなのです。
自分が死んだ無念はあったとしても、それを大切な人の重みとしたくはないのではないでしょうか。
また、死は時にはハリーに愛をも伝えます。
その人の大切さと優しさ、暖かさを今までより深く感じるのです。
死を知らなければ、分からないことをハリーは知っていたのです。
色々な「死」はありましたが、著者がそれをハリーの悲しみだけでなく、強い思いとしても残していたのです。
私は、決して死を良いものだとは思いません。
ただ、恐れを抱いてもそれはいつかはくるものであり、逆らうことはできないのです。
その瞬間を、愛する人を思いながら迎えられることが、なによりもの幸せだと、そう思いました。


長い感想、お読みいただきありがとう御座いました!!
あえてヴォルデモートやカップルについては触れませんでしたが、
それはやはり書けば長くなることと思いますので、自粛します・・・

おまけ(?)


この三人の友情はなによりも好きでした!最高の友情に、感動しました。お疲れ様!


いつも楽しませてくれた二人に拍手!大好きでした。そしてフレッド向こうでも幸せに。


愛に生きた人たち。とても切ないけれど、素敵でした。さようなら、お元気で。



Gens bien-aimes dans l'eternite!
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